システム概要/特徴

生鮮流通業界においては、一般に基幹システム、というと販売管理システムを指すケースが多く、各企業の商いや現場オペレーションを最適化した複雑かつ、特殊なシステムの構築がなされているといわれております。一方で、IFRS対応や、目まぐるしく変わる税制改正への対応、財務の透明性の確保を志向した、統合基幹システムであるERPのニーズが高まっております。しかしながら「品質にばらつきがある」「劣化する」という商品特性や、商いや物流の業務のアナログ/イレギュラー処理が多い生鮮業界においては、ERPとの相性は悪く導入が困難を極めます。
当社はこれまで培った生鮮流通業向けのシステムの開発・導入の知見と、SAP、GRANDITといったERPパッケージのコンサルタントの知見を活かし、ERPテンプレート「Fresh」を開発いたしました。0ベースでのスクラッチ開発と比較し、生鮮流通業様の最適かつ、生産性の高いERP導入を支援いたします。

 

■ 特長

食品流通業の販売管理において、通常のERPパッケージに適合しない範囲をカバーします。

流通BMS・Web-EDI他各種EDIと連携し、統一伝票やピッキングリストの出力が可能です。

倉庫別に、商品・ロット在庫管理にそれぞれ対応し、リアルタイム在庫、流通在庫、経理在庫を管理します。また商品別、得意先別に賞味期限を管理して、適性な在庫引当を補助します。

入荷仕入入力前に先行して売上が発生する生鮮品等の商品の売上仕入同時処理が可能です。

不定貫品、入数管理(ケース・バラ)に対応いたします。

3PL様への荷割業務の生産性を向上します。商品指定型、得意先指定型、マトリクス型でのエントリーが可能です。

 
食品、生鮮、ERP、Fresh
 

■ システム概要図

食品、生鮮、ERP、Freshシステム概要図
 

■ システム機能一覧(一部抜粋)

管理名 機能概要
ロット別在庫管理 入荷時にロット番号を自動採番
ロット別ニ引当・在庫管理
賞味期限管理 ロット別に賞味期限を管理し、マスタに設定された安全日数を加味して出荷制限を行う
複数単位・不定貫対応 入荷・仕入での単位変更、出荷・売上での単位変更が可能
不定貫の取り扱いが可能
EDI連携 大手量販店など幅広い個別EDI連携フォーマットを準備
流通BMSについても対応事例多数
通過型商品在庫管理 生鮮特有の通過品についての在庫管理機能
売上先行型の取引について、日次処理にて売上・仕入を確定
委託・買付変換 委託品から買付品への自動変換機能を装備
倉庫移動により、買付仕入を自動計上
債権債務管理 債権・債務の相殺機能を実装
サイト管理、FBデータ(振込・振替:全銀協フォーマット)作成機能・一括入金・出金機能を装備
会計自動仕訳連携 仕訳パターン設定により、各種会計システムへの仕訳連携データを作成
【オプション】 生鮮卸売市場連携 市場システムデータから売上・仕入・仕入控除データを作成し、会計連携データを作成する
21年より施行される予定の収益基準変更にも対応済
【オプション】 荷割入力管理 商社向け市場・小売への荷割作業を支援するシステム
入荷データ取込・納品
 

導入メリット

 

生鮮流通業に精通したERPコンサルタントは当社ならでは

  • ERPベンダーは生鮮流通業様の商習慣のERPへの適合難から
  • 部分最適での構築を選択せざるを得ない・・・
  • 生鮮流通業様の「言葉」がわかり、業界特有システム構築のノウハウがあり
  • ERPを統合的に導入するメリットを得られるのは当社ならでは
 
食品、生鮮、ERP、Freshメリット